はじめに
こんにちは。iOSエンジニアの@satoshi-babaです。 BitriseではiOS Auto Provisionの新しいステップが6月にリリースされました。 これは神対応だと思ったので早速使ってみました。
何が神対応なのか
BitriseはProvisioning ProfileをBitriseに登録する必要があり、Provisioning Profileが更新された場合に毎回アップロードし直してました。 ですが2年ほど前にリリースされたiOS Auto Provisionのステップを使用すると、BitriseにProvisioning Profileの登録が不要になり、自動で管理してくれるようになりました。
しかしこれは2FAを使用していたため、1ヶ月に1度の更新が必要だったのです。 それが2020年の6月にリリースされた、iOS Auto Provision with App Store Connect APIを使用すると解決するのです!
僕は弊社のBitriseの管理をしているのですが、毎月1度はBuildがうまくいかない問題の対応をしていました。(忘れる方が悪いのですが...) これは僕にとって救世主であって、即座に入れた方がいいと判断して導入しました!
導入の仕方
長い前置きでしたがここから導入していきます。 導入は簡単で認証情報の登録→ステップの差し替え→認証情報の設定をするだけです。
1. 認証情報の登録
まずはApp Store Connectにアクセスし、ユーザとアクセスのキーを開きます。
+ボタンを押すと登録するためのモーダルが表示されるので、適当な名称を入力します。 権限はDeveloper権限以上があれば動作します。
登録が完了すると一覧に表示されますので、APIキーのダウンロードをします。 また、キーIDとIssuer IDがこの後に必要になるのでコピーしておきましょう。
2. ステップの差し替え
次はWorkflowの修正をします。 ios-auto-provisionをios-auto-provision-appstoreconnectに変更するだけです。
- ios-auto-provision: inputs: - team_id: xxx - distribution_type: ad-hoc
↓
- ios-auto-provision-appstoreconnect@0: inputs: - distribution_type: ad-hoc
3. 認証情報の設定
最後にBitriseに1で登録した認証情報を設定します。 Account Settings → Apple Developer Account → Add an Accountから登録します。
1で登録した際にメモした各種情報を入力します。 APIキーも忘れずにアップロードしましょう。
Workflowを変更したプロジェクトのTeamタブのApple Developer Portal APIに使用する認証情報を設定します。
以上で設定が完了しました。 Buildも通るようになっているはずです。
感想
これで月1の2FAの作業から解放されました...! このような神対応がされるのがBitriseのいいところですね! 皆さんもぜひ試してみてください!