はじめに
こんにちは!ディップ株式会社でAndroidエンジニアをやっている氏家拓海(@southcloud_7960)です。
DroidKaigi 2024に参加したので、参加レポートを書こうと思います。
また、私は2022年からDroidKaigiに参加していますが、今年は新しい挑戦としてボランティアスタッフをやってみました!そのことについても触れながらご紹介していきます。
会場について
会場でそんなに写真を撮っていなかったのですが、大きなDroidKaigiのロゴがあり、みんなの写真スポットになっていました。
これだけでも!と思い、私もパシャリ。名札はかわいくデコっておきました。
スタッフ参加したきっかけ
さっそくですが、スタッフ参加したきっかけについてお話したいと思います。
私がDroidKaigiに初参加したのは2年前の2022年で、今年で3回目の参加になります。
初参加した当時、同じ属性や関心を持つ方ごとに集まるミートアップがあり、そこでボランティアスタッフの方々とお話ししたことが、スタッフ参加を考えた最初のきっかけです。
知り合いも全くいない状態で参加して、オドオドしていた私にスタッフのメンバーが優しく話しかけてくれて、楽しくおしゃべりができたことを覚えています。Androidエンジニアコミュニティの居心地の良さとDroidKaigiボランティアスタッフへの憧れを感じました。
当時の気持ちを表現すると…「あったけぇ」「飯が美味い」
2回目の参加ではディップのブースを出しました。これも一般参加とは違った経験ができて、大変ではあったものの充実した3日間でした。その時の記事がこちらです。
といったように、1回目に一般参加、2回目にブース出展をしました。3回目も今までとは違う形でイベントに貢献したいと思い、憧れだったスタッフ参加を決めました。
スタッフ参加をしてみて
定期イベントチームに配属され、普段は全国各地でイベントの企画や運営をお手伝いしています。今までは声をかけてもらう側の立場だったのが、声をかける側の立場になりました。「楽しいイベントだった」というフィードバックを貰えた時はとても嬉しいです。
イベントの運営に関わるようになり、慣れないことばかりで大変でもあります。8月には札幌でDroidKaigi.collect { #11@Sapporo }を開催し、なんと司会を務めました!イベントの司会をするのは初めてのことで、「なんかやらかして台無しにしたらどうしよう」と不安もありました。しかし、スタッフのみなさんに何度も助けてもらいながら仕事をできています。あ、あったけぇ…。
そして、たくさんの友達ができました。スタッフ参加して本当に良かったです。これからはもっとコミュニティに貢献できるように頑張りたいと思います!
視聴したセッション
当日に見れなかったセッションも多いですが、アーカイブが全部公開されていたので、気になっていたセッションは視聴できました!
特に印象深いセッションについてご紹介したいと思います。
エンジニア1年目で複雑なコードの改善に取り組んだ話
https://2024.droidkaigi.jp/timetable/694515/
エンジニア1年目でどのようにレガシーコードに対処したのか、いくつかの観点から解説するセッションでした。
自分が2年目なこともあり、内容がめちゃくちゃ刺さって、スライド1枚1枚に大きく頷きながら聴いてました(当日直接聴きたかった!)。
弊社でも歴史の長いアプリを扱っているので、向き合わなければいけないレガシーコードはたくさんあります。私はけっこうその場のノリと勢いでやろうとして失敗してしまった経験があるので、キャッチアップからリリースまでの整理された対処の流れがすごく参考になりました。
また、「コミュニケーションが大事」という結論にもすごく共感しました。理解度を整理して、早くフィードバックをもらえるようなコミュニケーションを取ることが一番大事なのかなと思います。
Contextを理解する
https://2024.droidkaigi.jp/timetable/694464/
なんとなく使っている人も多いcontextについて、基本的な概念と実際の利用方法について解説するセッションでした。
実際、自分もなんとなく使うことが多かったです。初めてcontextについて調べた時も、調べれば調べるほどよくわからなくなってだいぶ混乱しました。その後、contextは「アプリケーションの情報にアクセスするためのポインタのようなもの」という理解で無理やり納得させていましたが、今回のセッションで詳しい解説が聞けて非常にいい学びになりました。
また、スライドの「contextとは、アプリがアプリ内外の様々な情報や機能にアクセスするための窓口のようなもの」という説明がすごく簡潔でいいなと思います。自分の認識と大きくズレていなかったので安心もしました。今度誰かに「contextってなに?」と聞かれたら得意げに答えたいなと思っています。
Kotlin 2.0が与えるAndroid開発の進化
https://2024.droidkaigi.jp/timetable/693342/
Kotlin2.0の主要な変更、その具体的な利点、使用例などについて紹介するセッションでした。
正直Kotlin2.0については「なんかめちゃくちゃ速くなるらしい」くらいの認識だったのですが、具体的なメリットや移行方法について知ることができて勉強になりました。
特に印象的だったのは、StateFlowを扱う際のPrivateの変数が不要になったことです。私もわかりにくいと思いながら使っていた部分で、「でもカプセル化ってこういうもんだし仕方ないか」と思っていましたが、より直感的な書き方が可能になって嬉しいです。
セッションを聴いてみて
セッションを聴いて、自分も登壇したいとしみじみ思いました。これもまた憧れですね。
多くの人がふわっと理解していたものを解説する内容でネタ探しをしています。私はけっこう理解に時間がかかるタイプなので、「こういうものか」とざっくり把握することができず、長い間苦しむことがよくあります。
そういった「よくわからない」という気持ちを大事にして、同じように「よくわからない」と感じていた人の理解を助けるような発表をしたいと思います。
さいごに
今回は紹介しきれませんでしたが、他にもワークショップやネイル、プリクラなど、楽しいコンテンツが盛りだくさんでした。みなさんの楽しかった思い出をぜひぜひ記事にしていただけると嬉しいです。
また、会場でたくさんの方とお話しできて楽しかったです。お話ししていただいた方々、ありがとうございました!
また来年のDroidKaigiでお会いしましょう!