今回はディップの開発組織で月1回開催されている「本部会」をご紹介します。
「本部会」とは
開発組織150人全員で月1回開催している会。「全員が主役になれる会」を目指し、本部会でのコンテンツは25新卒を主体に組織全体で作り上げています。2025年度は組織の壁を越えたつながりを作ることを目標に、チームでの取り組みを発表したり、テーマを作りブレイクアウトセッションでランダムに交流するなど様々なコンテンツに取り組んできました。
今期からの「本部会」
組織の壁を越え、交流が増えた29期。30期からは「交流」→「ともに戦える場所」に変え、事業・プロダクト・組織を前に進める議論の種を生む会に進化します。
チームで議論し組織に活かす半年
組織や開発での課題に対し、半年をかけてチームで解決策の提案やアイデア出しを行います。部長・室長を選抜しチームを組成。12人の部長・室長がテーマを掲げ、メンバーは興味のあるチームに希望を出し、期の最後の回では、各チーム5分程度でアウトプットを共有します。採択・継続テーマは組織に組み込み、次の期に接続され、良いアイデアがあれば実際に組織に組み込むことができます。
今回は12人の部長・室長からテーマが発表されました。
抜粋してご紹介します。
what is the solution?
スポットインテリジェンス開発部 部長 宇都宮 紀陽
社内で頻繁に聞かれる「ソリューション」という言葉を深く考え、自分たちが何をすることがソリューションなのかを議論するチーム。ソリューションを売り手の視点だけでなく顧客の視点から捉え、合理化、効率化、迅速化の3つの要素のうち、合理化と効率化の深掘りに焦点を当てていきます。
現場に入り込む「エクスペリエンス」を通じて知見を獲得し、それを制約理論(TOC)の理解と実践に活かす「プラクティス」としてマイルストーンをおき進めていきます。

技術判断を事業成果に接続できるように
セールステック室 室長 梅田 康雄
- 企画側から開発依頼がきたけど、なぜこの機能を作るのかがよくわからない。
- とりあえず仕様通りに実装する
- 機能リリースしたが、事業にどう効いたのかわからない。
開発としては忙しい、でもその忙しさが事業成果にどう繋がっているのかは見えない。
『何を作るか』だけでなく『どう事業に貢献するか』を技術の視点から語り、実行することで、エンジニアの価値を最大化させるチームです。
活動の核は、開発を単なるアウトプットではなく、KPI改善や顧客価値向上といった「事業成果(アウトカム)」に直結させること。技術負債や投資の必要性を事業リスクの文脈で言語化し、指標に基づいた代替案や逆質問を当たり前にすることで、開発を確実な「事業投資」へと変える文化を築きます。
エンジニア生存戦略と組織文化
CTO室 室長 板谷侑樹
AIが「いかに書くか(How)」を担う現在、人間の介在価値は「何のために何を作るか(What/Why)」に集約されます。AIのような技術の普及に伴うキャリアパスや、構築すべき組織文化について話し合うチームです。AIの登場によりコードを書かない時間が増える中、エンジニアが今後どのような価値を創出していくべきか、またそれに伴い評価やカルチャーをどう変えていくべきかについて議論していきます。

他にも、「客観的に品質を考える」「AI・データに関するリテラシー」「SREの神髄と組織論」「組織のSlack文化について考える」など様々なテーマが作られました。
共に戦い、アウトカムを出せる組織へ
次回からは早速メンバーがチームに分かれて議論を開始します。
開発組織では、本部会以外でも「どうすれば事業に貢献できるか」「どうすればもっと良い組織になれるか」を本気で議論する。組織の壁を越えて交流する文化の次は、共に戦い、議論し、アウトカムを出せる組織へと進化していきます。

