みなさんこんにちは!
ディップではたらこねっとのインフラ・SREを担当している22年卒の有村です。
私がディップに入社してもうすぐ一年ということで、
「一年目エンジニアとしてどのような業務や取り組みを行ってきたか」
「どんなことができるようになったか」
「一年を振り返った上で、今後どうなっていきたいか」
について書いていきます。
インフラエンジニアの業務
2022年6月に本配属が決まり、配属された部署でインフラ・SREを担当することになりました。
主に行なってきた仕事は以下の通りです。
- インフラ構成のコード化(IaC)
- 監視ツールの導入・設定
- 定常作業の効率化
インフラ構成のコード化(IaC)
ディップのインフラチームではTerraformやAnsibleを使って、AWSリソースの構築・設定変更をしたり、サーバの設定管理等を行っています。
新規環境の構築を行う際、Terraformコードを書くだけではなく、ディレクトリ構成設計も行なっていたため、「後から変更が加えやすい・保守性の高いコードを書くにはどうすればいいか」を意識するようになりました。
監視ツールの導入・設定
ディップではアプリケーションやサーバーのパフォーマンス監視を行うため、New Relicの活用を進めています。
インフラチームでは、サーバーやコンテナ上からログやパフォーマンス状態をNew Relicに送信するための設定を行なったり、OSのパフォーマンス監視設定を作成するといった業務を行なっています。
こうした監視設定業務を通じて、CPUやメモリ使用率・エラーレスポンスの数・キャッシュヒット率など、サービスの品質を保つ上で気にかけるポイントを以前より意識するようになりました。
また、New Relicとサーバー・コンテナ間との連携(Integration)を設定する際、サーバに接続して作業を行なったり、コンテナのタスク定義を編集する機会が多かったため、Linuxコマンドやコンテナに関する知識も身につきました。
設定作業の効率化
インフラチームでは、「開発チームが作成したバッチのスケジュール設定」「メンテナンスのためアラート設定を変更する」などといった「設定作業」がたびたび発生します。 こうした作業には決められた手順があり、高頻度で発生する作業なので、毎回手順通りに行うのは正直退屈です。
そこで、シェルスクリプトを用いて特定の作業を半自動化するなどの施策を行い、「20分かかる作業を5分で終わらせる」といった作業効率化を図りました。
こうした「設定作業の効率化」を通じて、「技術を活用して普段の業務を効率化できないか」とアンテナを張る習慣が身についたり、効率化によってできた時間的余裕を活用して他の作業に取り組むことができました。
業務以外で意識して行った取り組み
- もくもく会や読書会への参加
- アウトプット習慣を身につける
- AWS認定資格を取得
もくもく会や読書会への参加
新卒入社の同期やエンジニアの先輩が開催しているもくもく会や読書会に積極的に参加することによって、普段の業務をこなすだけでは得られない知見を得たり、自身の学習モチベーションを高めることができました。
アウトプット習慣を身につける
技術を学ぶだけではなく、学んだ技術についてアウトプットすることも意識的に取り組みました。
毎月部内で開催されるLT大会に登壇したり、12月に行われたQiita Advent Callendarに参加しました。
特にQiita Advent Callendarでは12月1日から25日まで毎日記事を書く「全部俺カレンダー」を実施したり、イベントカレンダーに参加するなど、多くのアウトプットを出せたかなと思います。
AWS認定資格を取得
業務でAWSに触れる機会が多かったのですが、AWSに関する知識が浅く「よくわかってないまま触っている感」を感じることが多くありました。
そこで、AWSの体系的知識を身につけるため、認定資格の取得にチャレンジしました。
取得した資格はAWS SAA (Solution Architect Associate) で、認定資格の中では中級に位置する資格です。
約2ヶ月・1日2時間程度の学習時間を設け、無事試験に合格することができました!
資格取得に向けた学習を通じて、AWSの各サービスのユースケースやベストプラクティスについて学ぶことができ、普段触れているサービスについての理解を深めながら業務に取り組めるようになりました。
1年を振り返ってみて
この一年でインフラに関する業務を経験したことによって、クラウドや監視ツールなど、プロダクトを長期的に運用する上で必要な視点や技術的知識を得ることができました。
特にAWSやTerraformについては業務で触れる機会が多く、入社前と比較して多くの知識を得られたと感じています。
一方で、セキュリティやネットワークなど「まだまだ知識が足りないな」と感じる部分も多くあるので、今後も学習を続けていきます。
また、インフラ関連の知識だけではなく、アプリケーションコードなどの仕様理解を深めた上で 「プロダクトを全体から俯瞰し、運用できるエンジニア」 を目指したいとも考えております。
たくさんの学びがあった一年ですが、まだまだ知識が足りないという実感もたくさん得られたので、これからも精進して業務に取り組んでいきます!