dip Engineer Blog

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ディップ株式会社のエンジニアによる技術ブログです。
弊社はバイトル・はたらこねっとなど様々なサービスを運営しています。

新卒から4年勤めたディップ株式会社を退職します

はじめに

こんにちは、PHPで求人系サービスの開発や社内向けツールの開発を行なっている @taku-0728 です。
今回はタイトル通り、ディップ株式会社を退職することになったので退職エントリを書こうと思います。
ディップを受けようか迷っている人、ディップにどんな人がいるのか知りたい人の参考になればと思います。

今までやってきたこと

採用管理システムの開発

新卒で入って一番最初に入ったチームです。 配属当時のチームは全員で10人弱であり、社員は課長と部長を兼任していた大忙しのPMと、自分と同じ日に中途入社した方のみでした。
学生時代あまりPHPを書いていなかった自分はこのチームでPHPの基礎から本格的なチーム開発の進め方、タスクやスケジュール管理の方法などエンジニアとして働くための基礎的な部分を多く教えていただきました。
社員が少なく開発の主業務が協力会社の方々に依存していたので、「社員がイニシアチブを取る」ことをテーマとして考え行動し、 基本設計からリリースまでの一通りの開発工程を経験させていただきました。
最終的な実績としてはバッチの性能改善をテーブル設計から考え直して提案、実装、リリースまで担当しました。

求人系メディアサービスのアーキテクチャリプレイス

入社から2年半経って次に入ったチームです。
リリースから年月が経ってレガシーな部分が目立つようになったサービスの見た目はそのままに中身を作り替えるリプレイス業務でした。
すでに動いているシステムの保守、運用とは違ってこれから5年、10年と運用していくための土台を作る業務なので最初はなかなか慣れなかったです。
このチームは自分より年齢もキャリアも上の方が多く、自分の提案した方法よりも優れた方法を提案されたり自分が想像もしていなかった方法を提案されたり、個人的に力不足を感じることも多かったですが、その分学びも多かったです。
ここでは主に開発、テストを担当していました。

学んだ技術スタック(主要なもの)

  • PHP(Laravel)
  • DB
    • MySQL
  • Docker
  • AWS
    • EC2
    • ECS(Fargate)
    • EFS
    • CodeBuild
    • CodePipeline
    • CodeDeploy
    • CloudWatch
    • ElastiCache

ディップで働いててどうだったか

ディップで働いていて感じたことは、とにかく優しくて面倒見がいい人が多いと言うことです。
1年目から「社員がイニシアチブを取る」なんて生意気なことを考えていて、そのために自分で考えて行動しなければいけないと思っていました。
周りもそんな自分の思いを否定することなく尊重してもらえただけでなく、自分の考えを逆手にとってあえて好きにやらせて失敗した時に一緒に振り返ってくれていました。
失敗した時も自分を責めることなく責任を取ってくれた上で「次頑張れ」と言っていただけることが多く、自分もそんな人たちの期待に応えたいとずっと思っていて、その思いがあったからこそ成長できたと思っています。
それは2つめのチームでも同じで自分の力不足を感じることも多かったのですが、そんな自分を否定することなく
「なぜそっちの方がいいのか」や「こういうときどうすればいいのか」を自分が納得するまで議論させてもらったりしていました。
部の方針の1つにaccept(寄り添う)という言葉があり、文字通り異なる意見も対話とともに受け入れる方針があったからこそ上記のように1年目から生意気なことを考えていたりする自分の感情面に寄り添ってもらえたのかなと思っています。

なぜ転職するのか

ではなぜそんなディップ株式会社を退職するのかと言いますと、正直言って決定的な理由があったわけではありません。
もちろんいいところも気になるところも一定数あり、それらを総合的に考えて転職という道もいいのではと思った次第です。
今回は転職に踏み切ろうと思った大きな理由を2つあげてみます。

面倒見の良さゆえの課題

これは個人の見解なのですが、ディップの人たちは面倒見がいい故にある程度のスキルがあればそれなりに業務をこなせると思っています。
ただ、そこから伸びていくか停滞するかはその人次第であり、ある程度自分に厳しい人でないと成長が鈍化してしまうのではないかと感じていました。
これは僕が思うディップの長所であり、短所でもあります。これから先の5~10年を考えた時にそんなディップで今まで通り成長していくよりも、あえて環境を変えて揉まれる方が成長できると考えました。

プロダクトのサービスデザインの範囲を広げたい

もう1つはプロダクトに対してです。ディップは求人系のメディアサービスを扱っており、ユーザが仕事を選ぶ手伝いをしています。
これも個人の見解ですが、ディップのサービスがユーザに提供したい価値は「ユーザが働きたいと思う案件を提供する」ことだと思っています。
僕もそんな価値を提供したいと思ってずっと働いてきたのですが、案件を提供して応募してもらったら終わりではないので、応募してもらった後についても関わっていきたいと思っていました。
もちろんディップにも応募後から面接、入職までをよくすることに注力しているチームもあるので、そういったチームに移動することも考えたのですが、
外に出てわかることもあると思うのでどうせだったら外に出て新しい挑戦をするのもいいと思い、転職を決意しました。

最後に

色々書きましたが、僕は転職を決意した今でもディップが好きです。
転職を決意した理由なども今のスキル、状況だから感じる部分もあり、それがたまたま今の環境とマッチしなかっただけだと思っています。
ディップを受けようか迷っている人、ディップにどんな人がいるのか知りたい人はぜひ本記事を参考にしていただければと思います。