Android エンジニアの縣内紅央です。
10 月 5 日(水)〜10 月 7 日(金)にDroidKaigi 2022に現地参加してきました。
DroidKaigi とは、Android 技術情報の共有とコミュニケーションを目的に開催される、エンジニアが主役の日本最大級の Android カンファレンスです。年に 1 回開催されています。 1 日目、2 日目が Android エンジニアによるセッション、3 日目が Codelabs & Pathways / Fireside Chat というような感じでした。
私は 3 日間すべてに参加してきたので参加レポートをお届けしようと思います。
イベントの様子
入口のパネル。今年で 7 回目の開催ということで 7 種類のドロイド君が...！
スポンサーブース。各社さまざまな楽しい企画があり、とても賑わっていました！
しっかりディップのロゴもありました！！
スタンプラリーも参加しました。ブースで各社のエンジニアさんとお話できて楽しかったです！
たくさんノベルティいただきました。どれもクオリティが高い...！
印象に残ったセッション
DAY1
Android "を" ビルドして Android System を覗いてみよう - Kazuki Chigita さん
「スクロールするとナビゲーションバーの色が変わるのはなぜ？」という問いから始まり、search→modify→learnの手順で Android システムの仕組みを実際に見ていくのが面白かったです。ビルドするのは大変そうですが、いつか自分用にカスタマイズした Android を作ることができたら楽しそうだなと思いました。
Building Android and looking into the Android System
アプリエンジニアと QA チームがデバッグ機能の改善に取り組むぞ！ - Satoru Komai さん
品質管理の課題に対して具体的に取り組んだこと、得られた結果をかなりリアルに聞くことができました。特に要望の全てをデバック機能で解決するのではなく、既存のツールを使ったりドキュメントを作成するなど最適な方法を選択されているところが印象的でした。今アプリ課ではリリースフローの見直し・改善を行なっているので、「課題に対して、それは本当に課題なのか、何が最適な解決方法なのか」という考え方が非常に勉強になりました。
アプリエンジニアと QA チームがデバッグ機能の改善に取り組むぞ！
DAY2
Anatomy of Dynamic color - ロクネムさん
よく耳にしていた Dynamic color について知ることができたのでよかったです。Dynamic color とは、ユーザーの設定した壁紙によってアプリの配色をカスタマイズするものとのことです。「色」がユーザーの嗜好に寄り添うという考え方が新鮮で非常に面白いと思いました。ブランドカラーが赤であるバイトルアプリにどう取り入れることができるのか、今後の動向も楽しみです。
Anatomy of Dynamic color | DroidKaigi 2022 - inSmartBank
DAY3
Codelabs & Pathways / Fireside Chat
Codelabs & Pathways では 3 種類のテーマに沿ってテーブルが分かれていて、私は Kotlin for beginners のテーブルを選びました。そこでは、Codelabs の誕生日カードアプリを作成するに取り組みつつ、DroidKaigi の運営スタッフさんの振り返りを聞いたり、他のエンジニアさんと技術やキャリアのお話ができてとても楽しかったです。
Fireside Chat（相談会）では Google のエンジニアさんにキャリアの相談をさせていだたきました。他にも 2 人のエンジニアさんが参加されていて、私のお悩みに対してみなさんからさまざまなアドバイスをいただくことができ、今後の取り組みについて考える非常によいきっかけになりました。
終わりに
テックカンファレンスではありましたが、文化祭のような雰囲気で本当に楽しかったです！Android エンジニアさんの技術やプロダクト開発に対する熱い思いがひしひしと伝わってきました。
セッションの全てを理解できた訳ではないですが、自分が知らない技術や考え方に触れ、最後まで存分に楽しむことができました。3 日目の Codelabs & Pathways / Fireside Chat ではたくさんのエンジニアさんと交流することができ、本当に充実した時間を過ごすことができました。
今後は公式アプリのコントリビュートやセッションの応募にも挑戦していきたいと思います...！
