初めまして!今年4月にディップ株式会社に入社した岡本です。
7月より「ナースではたらこ」や「介護ではたらこ」のバックエンドの開発を主に担当しています。
2023年9月13日に開催された「FutureStack Tokyo 2023」に参加してきました! そのイベントを通して学んだことを簡単にお伝えします!
FutureStack Tokyoとは?
New Relicによる最新のテクノロジーや活用例を発表するコーポレートカンファレンスです。
参加したコンテンツ
今回は主に以下のコンテンツに参加しました!
- 基調講演
- テクニカルワークショップ
基調講演
New Relic CEOのビル・ステイプルズさんと日本法人社長の小西真一朗さんが登壇されました。
企業におけるオブザーバビリティの重要性やNew Relicが果たす役割についてご講演されていました!
基調講演を通して学んだことをざっくりと以下にまとめました。
オブザーバビリティとは
オブザーバビリティとは、 「システム理解に対するハードルの低さ」 を示す指標です。
例えば、「より短い時間で」「シンプルに」「属人性なく」システムを調査できる場合は「オブザーバビリティが高い」と言えます。
反対に、「ログを開く」「担当者に聞く」といった動作が入る場合は「オブザーバビリティが低い」と言えます。
問題が起こった際に円滑に調査を行える様にするためにも、「オブザーバビリティ」の指標を意識することが重要です。
New Relicについて
New Relicとは、システムの稼働状態をリアルタイムに取得するオブザーバビリティツール です。
一つのプラットフォームでリアルタイムにあらゆる情報を取得し、まとめて表示することができるのが特徴です。
モニタリングツールを統一し、調査のハードルを下げることでオブザーバビリティの向上に貢献しています。
テクニカルワークショップで学んだこと
やったこと
オブザーバビリティやNew Relicの説明を受けた上で、以下のハンズオンに取り組みました。
- 一般的なECサイト(PHP)にNew Relicを導入
- 運営のお題に沿ってWebアプリケーションのパフォーマンス測定(Infrastructure,APM,SimpleBrowser)
ハンズオンを通して、New Relicで使用できる多くの機能を学びましたが、特に「導入コストの低さ」と「調査効率の高さ」には驚きました。
導入コストの低さ
New Relicの導入方法の一つに「Guided Install」があり、今回はこれを利用してインストールを行いました。
ECサイトが動いているサーバーで利用されている言語を解析し、最適な機能構成でインストールしてくれるすごい機能でした。
調査効率の高さ
ワークショップのお題に合わせて、InventoryやDatabaseなど様々な方面から調査を行いましたが、全くストレスがありませんでした。
New Relicのトップ画面から調べたい内容が構造的にまとまっており、それを順に辿っていくだけで調べたい内容にたどり着くことができました。
これが複数のモニタリングツールに情報が分離していたり、確認方法が複雑な場合だと、かかる時間や手間は大きく増加すると思います。
New Relicの探索能力の高さを強く実感しました。
気になったもの
New Relic Grok
New Relic Grokは、ユーザが入力した自然言語から調査結果やダッシュボードを生成する、New Relic内の新機能です。
この機能により、New Relic未経験のエンジニアが使用するハードルが下がるだけでなく、コーディングに馴染みのないビジネスサイドの方でも気軽にデータの集計を行えるなど、New Relic活用の幅が更に広がりそうです!
こちらの機能は社内でもかなり話題となっており、FutureStack Tokyoで最も話題になった機能と言って良いと思います。
New Relic公式認定制度
New Relicの活用能力を測る検定がスタートします。それに伴い、合格を目標にしたハンズオン「New Relic University」もスタートする様です。
これから業務でNew Relicを触っていく身として、とても気になる制度です👀
おわりに
New Relicの魅力をとことん体感した1日でした!
オブザーバビリティツールの役割の大きさを実感するだけでなく、検定制度やGrokとますますNew Relicの広がりを感じるイベントでした。
ディップでは職種・役職を問わずエンジニアを募集しています! オブザーバビリティに興味のある方、より生産性を向上させるタスクに携わってみたい方大歓迎です!
ご興味のある方は是非カジュアル面談にお越しください!